土塔庵寄席33無事に
2009年 06月 13日
笑福亭生寿「兵庫船」 2007年、笑福亭生喬に入門。という若手だけど。土塔庵寄席には6回出てますが、毎回少しずつ楽しめるようになってきたんじゃないかと。このネタも、明石ぐらいから大阪への船旅。今では考えられないし、今の若者などは、まったく知らない風情も出てくる。それを若い落語家さんが、話する。大事なことだなと思いながら。
旭堂南陽「おぼろの便り」この寄席をプロデュースしてもらってる講談師。お客さんとのうち解けた中で、講談が聞けるのは、土塔庵寄席の売りなんです。
林家そめすけ「青菜」 1991年、林家染丸に入門。土塔庵寄席に2度目の登場。庭師が酒を呼ばれた場の掛け合いが良かったんで、自宅で真似をしてずれて笑いをという古典だけど。やっぱ面白い。お金持ちの粋な姿。そして庶民が粋さを真似ようと。そんな中で、大工の対応を見ていると、庶民の生き様が共感できるし、まあ、ねたみ的なことも、真から笑えちゃう。落語の庶民共感パワーを感じた。
次回は7月11日(土)笑福亭喬介、旭堂南陽、桂紅雀でお送りします。