TAA4100その壱
2009年 06月 15日
まずは、私がイベント担当している堺市のアートスペース「土塔庵」のライブ用のパワーアンプ。
あり合わせの35W+35Wのオーディオテクニカの古い簡易PA用を使っていた。そんなに大きいスペースではないので、問題はなかったが、バンドで使われる事も出てくると、やっぱピークで音割れをする。
PA器材も安くはなっているが、といって平凡なシステムは「アートスペース」に馴染まない!そこは自作マニアの卓道。土塔庵用にとパワーアンプを制作。
デジタルアンプ(D級アンプ)のカマデンのTAA4100のキットを使い制作。100w+100w(4Ω)ということだけど、使ってるスピーカーは6Ωなんで60数wぐらいになるだろう。電源はスイッチング電源を使用TDK-Lambdaの24V6.4Aを使用。ケースは昔MIDIで曲作ってた頃のローランドのラインミキサーの廃体を。
これで4Kgの重量。PA器材の重さ特にパワーアンプの重量は凄いが、約3分の1位になった。
スイッチング電源の場合電源カップリングコンデンサーを1万~2万μFぐらいどかんと担がせることが多いようですが、カマデンのこいつはそうすると電源投入時、切断時にクリックノイズが出る。許せる範囲で、6200μFちょい(フィルムコンも含めて)にしている。まあ元々の電源の余裕の方が大事かと。
後、PA用ということで入力はキャノンのバランス。でバランス→アンバランス変換にUTCのA-20という入力トランスを使った。これは、知る人ぞ知る名器であります。実験的にCDライントランス用に「豊中オーディオ」買ってたものを使用。
あと、電解コンデンサーは音響用と言われるものをいろいろ積んでます。
内部はご覧のようにがら空き。これは発熱対策にもなっています。
インド音楽のライブで使用した時、「ここのPAセット、いい音しますね。」とうふふんだ。
もう1年越えて使ってます。ライブが終わっても本体は「熱くない」