大阪の尺八吹きです。尺八にとどまらず自作のオーディオや想いを!骨髄異型性症候群と多系統萎縮症という難病をわずらて闘病生活に入っています。


by takudoo1021
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

三億円といえば

 三億円といえば、宝くじ、ロトシックスなんかを連想される方が多いのではというご時世ですが、先日、土塔庵からの帰りに天牛書店で1冊の本を買った。風間薫著『真犯人』。b0189977_17473926.jpg
言うまでもなくあの時効を過ぎた三億円事件、そう1968年12月10日午前9時30分頃、日本信託銀行国分寺支店東芝電気府中工場へ、工場従業員のボーナス約3億円分が入ったジュラルミンのトランク3個を輸送中に偽白バイの警官姿をした男に強奪された事件の真犯人について書かれているんであります。
 情報に疎い卓道は立川少年グループといわれるS少年(父親が白バイ隊員)がやっぱというレベルでありました。1968年12月15日に自宅で父親が購入していた青酸カリで自殺した。がこれは父親によって殺されたんだとか。捜査のあり方がも含め異常であったのは、さらに犯人とされた府中市の運転手も2008年に自殺に追い込まれている。真犯人にSの様な警察権力か、まさに権力そのものが絡んでいるんではないかを疑わざるを得ない当時の状況であった。
 卓道は大学生であった。誰おも殺傷することなく、また実質損害なしで(アメリカから3億モノ外貨が入った!)独占資本の会社を狙う!何人かで酒を飲み万歳三唱をした時代であった。

 この本の作者も同世代の人で、同時代の社会的な動向や詩人ランボーやゴダールの映画「狂いピエロ」やコルトレーン、ドルフィーとか当時卓道も読み、見、聴いた「文化」が共通している。ただ、東京と大阪が決定的に違うけど。

 この本は、1998年(?)に自費出版された「記憶のカルテ」の中味の間違いを正すという事で語らざるを得なかったという事である。「記憶のカルテ」は2002年に『初恋』中原みすず著たなって出版され、2006年には宮崎あおい主演で映画化されたという事です。この辺の事情は全く知らんのんですが、今回、この話本当かとネットを見ているとわんさか。

 それはともかく、時効が過ぎたとはいえ、3億円事件が消し去られるのもイカンと思うし、まして、この本で言う当時の政治界の現職の超大物の息子という、そして3億円はその親父に送りつける所で彼の完全犯罪を仕上げるという彼の思い、そしてそのことが闇から闇へ消されていく事は恐ろしい事だと思う。
[PR]
by takudoo1021 | 2010-05-21 18:32 | 読み本