フォノイコライザー(メインシステム)Vol3
2010年 08月 03日
前回のFIDELIXの「ちょっと工夫したRIAA回路」によるフォノイコ基板が、左の縦長のである。
カップリングにはWIMAのフィルムコン。抵抗はA&BやRMG、ニッコームを使用。は東信工業の音響用ハイグレード Jauial。配線図から適当に部品を基板に差し込んで、あかなんだらやり直しとずさん。
OPAMPはアナログチックな音で評判のバーブラウンのOPA2604APを使用。
右下の基板は電源平滑。何せ今回スイッチング電源使用なんで良いと言われている電解コンを並列に組み合わせて使用。むろん低容量のフィルムコンもパラっている。
これでイコライザーアンプは取り合えず完成!
前にも書いたけど、デンオンの定番MC、DL103にハイフォニックのHPーT7昇圧トランスかまし出てきた音は最高だった。まえの改造真空管イコライザーよりも、鮮明な音。ゲインもHP-T7が20倍ということで6mvの入力で十分だ。しばしこれで楽しんだ。
しかし、手持ちのMMカートリッジでも聞きたいなと欲が出る。SHUREのV15taype5、テクニカのAT150Tiとか。昇圧トランスをはずし聞いてみる。やっぱDL103の方が臨場感というか、演奏者の意気込みが感じられる。やっぱDL103ですな。
と、しかしここで写真のSHURE M75EDtype2を手に入れ、聞いてみる。DL103に優とも劣らぬインパクトが。ヘッドシェルは最近手に入れたテクニカの廃番のアルミニウムインパクト成型シェルD-7だ。これはほぼ見てくれで使用。
MMカートリッジを常用すると、ゲインが少々足りない。(CDレベルに近づけたい)
そこで、右上の基板で簡単に約2倍のゲインを稼いだいる。OPAMPはプリアンプでも使っている大好きなAnalog DevicesのOP275。
以来ずっと聞いてエージングもすすみ奥深さも感じられ、電源入れてから3時間ぐらいすると余韻も美しくなるし、ついついレコードを聞いていて感動してしまう。
ついついM75Bも手に入れる。これは太いカンチレバーで丸針、低音も馬力も凄い。古さを示すカモメマークがやっぱ素敵。(またもみてくれ)シェルはFRのいい奴。手持ちのDL103に使用していた物。
このopeampフォノイコ、どのカートリッジで聞いても音がいい。逆にどれをメインにしようか悩んでしまう。
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