アナログのカートリッジ①
2010年 08月 19日
結構エルヴィン・ジョーンズのシンバルの音が響いてくる。メインはコルトレーンだが、それぞれのソロがかなり含まれている。至高へ上り詰めるというより、普段着の演奏が展開される。
さてアナログ再生の時は、カートリッジで気分が少し変わるもんです。
卓道は、この時期のジャズを再生する時はシュアのM75Bを使うん
ですが、今回はリリカルなコルトレーンという事で新しのカートリッジで!
まぁこの世に2つとない、そう改造したMMカートリッジであります。本体はシュアのM95HEで30年以上も前から使い込んできた物、針が完全に摩滅しほったらかしていたが、最近JICOより交換針N95EDを購入。しかも奮発して、SAS針(10,500円)。しかしボディーに装着した時、針カバーが大きく何か耐えられない姿。
そこでボディーそのものも傷んできていたんで、ばっさりプラスティックのカバーを取ってしまった。
そして「音のエジソン」さんの黒檀のカートリッジ・スペーサー3mm厚に直接接着(水平を保つために一工夫あり)そして針はプラスチックボディーを取ったおかげでなんと 手持ちのV15VxMRの針「VN5xMR」がヒットした。聞くとV15VxMRでの不満、「解像度や音場は最高だけどモニター的で心が伝わってこない」が少し解消し、若干弱い低音部もしっかり再生する。「心が」という点ではM75に及ばないが、空間の拡がりも立派なモンだ。総じて同じ針の使用だが、なんとM95での音に感服。これは凄い事ですよ。
V15VxMRも出番が無くなります。「VN5xMR」も純正よりもこのJICOのSAS針がいいと思います。シェルはグレースの昔懐かしHS-3です。テクニクスのSLー1200には重いンはアームに負担をかけるし、この針は出来るだけ軽量の方がいいと思います。共振の方は黒檀のスペーサーがいい感じにしてくれています。
とりあえずこのシュアM95VxSAS(勝手に着けた型番)は最高!コストパフォーマンスも手持ちの改造だから最高です。