大阪の尺八吹きです。尺八にとどまらず自作のオーディオや想いを!骨髄異型性症候群と多系統萎縮症という難病をわずらて闘病生活に入っています。


by takudoo1021
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映画『天使突抜六丁目』を見ました。

 昨日、 梅田スカイビルタワーイースト4Fにある梅田ガーデンシネマに出かけ映画『天使突抜六丁目』をみました。この辺に足を運ぶことも考えれば20年ぶりか。地下道を抜ければ其処は新しい空間だったてな感じ。
大阪駅貨物ヤードの開発も急ピッチで進んでいる。大阪に住んでいても知らない間に「新しい空間」が発展や経済昂揚の中で作られている。人工庭園に座り込み道行く人を眺めコンビニで買ったパンを口にしていると違和感が拡がり空間を引き裂き、セピア色の記憶のなかの町並みを産みだす。
 しかし、それは穏やかな世界ではない。「走り続ける」世界。と映画の世界に既に入っていたんだ。
 クラリネットとピアノの現代音楽的というかフリージャズというか時に生の現実を提起しながらアバンギャルドな世界に誘う。AKI-RA sunriseの水的音そしてディジュがラジカルに心象を切る。音楽担当は渡邊崇氏。
 ミュージックコンクレート的効果音の中、ドラマと言っていいにか解らないが話は進む。
 話の進行と共に、僕は諸星大二郎の「ぼくとフリオと校庭で」の世界を彷徨いだした。
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   しらない路地をみつけたりすると・・・・・
   その路地を抜けた向こうに
   全然しらない
   街があるような気がして
   つい いってみたくなるんだ・・・

   なにをしているんだろう
   あの人たち・・・・・・・・・
   そうか なにか くるんだ
   それでみんな おびえて逃げまわってるんだ・・・・

   そうか これ 夢なんだな それで ぼくだけ・・・・・  諸星大二郎 「影の街」

 知り合いのデカルコ・マリーが刑事役で出ているし、宮本武史くんが脚本に関わっている。
 
 人生の疲弊、生きにくい社会のなかで淀みうねりがこの迷い込んだかの
 「天使突抜町六丁目」に典型される。
 つげ義春の「ネジ式」のように、主人公は「羽」に自己の存在をかける。
 
 シュールな映像にアバンギャルドな音が絡んで瞬くまもなく映画は終わった。

 帰り1階に降りると、スカイビルタワーのロビーはクリスマスだった。大きなツリーが電飾で飾り立てられ、屋台村も大盛況!思わず走り逃げ出したくなるのは年のせいか。

 映画『天使突抜六丁目』の上映情報は→コチラをチェック  
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by takudoo1021 | 2011-12-20 19:13 | 日々のこと