大阪の尺八吹きです。尺八にとどまらず自作のオーディオや想いを!骨髄異型性症候群と多系統萎縮症という難病をわずらて闘病生活に入っています。


by takudoo1021
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:読み本( 14 )

神戸異人坂殺人事件

 この前、堺市の土塔庵へ行く時、馴染みの?天牛書店で250円均一で4冊手に入れた。
その中のが小谷恭介の宮之原警部シリーズ「神戸異人坂殺人事件」である。
電車の中とかで移動の時に軽く読めるのがいい。

 ということで、小谷恭介の本何やかやで70数冊ならんどる。

 宮之原警部は警察庁広域捜査室に所属する「日本で唯一人の広域捜査官」である。身長約180センチ。年齢46歳。現在京都在住。チェック柄のスーツを着ることが多い。以前は喫煙者で缶ピースを喫煙していた。

 ダンディであると共にいろんな分野に博学(作者が?)であると共に社会的な問題に対しても庶民の立場にたった批判的視点をもっている。
b0189977_191163.jpg
 最高の事件は「謀殺列島」で5冊の長編。
 ベストは、「五木の子守唄殺人事件」
 ↑これは読む価値ありだ!

 同じようなで少しやわいんが、
内田康夫の浅見光彦探偵だ。
これもたくさんあるわ。


 所で、神戸異人坂殺人事件は
舞台が神戸と言うことで、学生時代すごした周辺がいろいろ出てくるし、
時代的にも遡った事柄が複雑に絡み、世相とも相まって面白く読めた。
残念なのは、スグ読み切れると言うことです。(笑) 
[PR]
by takudoo1021 | 2009-07-28 19:10 | 読み本

山上たつひこ「光る風」

 我がミク友、冴えキング@抜群!さんの日記に「光る風」のこと書いてあった。それにつられて手持ちのを再び読んでしまった。見ると1972年初版本。僕が尺八を始めた頃だ。

 どんな中味かはネットで→ ココをクリック
b0189977_21495348.jpg
 休憩時間、職場で机に向かって読んでるとマンガ読んでンのがめずらで「何読んでるんですか?」と聞かれる。「光る風」です。「知らないわ」と。

 今も再販はされているようですが、いにしえの70年代の「コミック」。「がきデカ」の作者ですよといえば通じるのかも。

 特殊兵器(細菌・毒ガス)を巡る様々な情報は戦後、日本の防疫給水部本部(第731部隊がデータを米軍に提供することで「東京裁判」を逃れることにより闇の中に追いやった。

 731部隊の研究者のほとんどは戦後になって大学医学部へと戻り、日本の医学会において重鎮となった為、医学会には731部隊についてタブー視する傾向が強かった。また、「帝銀事件」で実はその一部が試験的に試されたのではないかともいわれている。
 近年になり旧幹部の引退などに伴い除々に弱まって来ている。また、薬害エイズ事件において被告となった企業ミドリ十字の創始者は石井四郎の片腕内藤良一であり、731部隊隊長を一時務めた北野政次を顧問としていたことは周知の事実である。

 「光る風」は60年代のアメリカのアジア侵略戦争が配色濃くなる状況の中で、「藻池島」での奇妙な出来事を巡り展開する。(詳しくはリンクで)そして今は不況で態を潜めたかの「新自由主義」「右傾化」ではあるが、その典型的な「予知的」な展開として話は進む。

 「光る風」を読んでから、次は手塚治虫の「MW(ムウ)」を、これは鹿児島の小さな島での米軍の科学兵器の事故から始まる。

 そんな流れで今日は奇子を読んだ。これは「下山事件」に絡んだ話だ。

戦後史をマンガでと思われるが、「典型的な状況の典型的なる表現」は芸術・文化が伝えるものだから。

 「まさかそんなことにはならない」と思うほど楽天家ではない僕は、やはり時代を見て語って行かねばならないと。
 劣化ウラン弾や化学兵器の廃絶の問題。オウム事件の解明。まして核兵器は最悪であるし。日本への核兵器の持ち込みの解明など様々な状況が潜んでいる現代なのだ。

 総選挙も近い。今回、争点は「政権交代」とされるが、やっぱ「憲法9条」死守が大きなポイントだと思う。
 
[PR]
by takudoo1021 | 2009-07-18 21:44 | 読み本

神に祈らず

 最近読破した本。宮崎学の表題の本。サブタイトルは「大杉栄はなぜ殺されたのか」である。
宮崎学はご存じの「キツネ目」の男とされ、参考人にされた男だ。「グリコ・森永」に関する本など何冊か読んでいた。
 そして大杉栄。高校時代からの毛沢東好きだった卓道はアナーキズムには全く興味がない感じですごしてきたが、(この辺のみは宮崎と体験が近い)年を経る中でと共に、自分の辿り着いた生き様(いきよう)はなんやアナーキズムに近い様な気もして、また、「辻潤が尺八吹いてた」事を知って30代頃から、知らない戦前、大正の当たりに興味が行った。
 竹下夢二と出逢い、また大逆事件、関東大震災の朝鮮人・主義者の虐殺(大杉栄はこの時殺される)などの世情の中で、もっと知る必要のあるいろんな意味での「事実」感じていた。
 また、大杉を殺した甘粕正彦は後に満州で暗脈していた人物である。
b0189977_1935345.jpg
 僕らが年をとり、今のような新自由主義による金のため、人をはねのけることを国家がやる時代に、僕らの生きて学んできたこと伝えて行くことの大切さを思うと同時に、僕らの世代も、いきていなかったその前の時代の人々の生き様、国家の為したことを知らんといけないなと改めておもった。それは、宮崎が言うように、天皇制の問題、国家、市民、道徳、組織など全てを問い直すことの手がかりとなり、従って勢い自分の生き様に関わってくる。
[PR]
by takudoo1021 | 2009-06-29 19:05 | 読み本

読み本

 読み終えたのは『楢山節考』で有名な深沢七郎の短編集「極楽まくらおとし図」だ。1984年本人が70才の発刊。これが彼の最終本になった。その3年後73才に心不全でなくなっている。表題の「極楽まくらおとし図」は一青 窈 江戸ポルカの歌詞の中に織り込まれている。下をクリックしてみて。

一青 窈 江戸ポルカ ~熊野本宮大社旧社地大斎原LIVE~

 (懐かしい。2006年熊野大社で尺八吹いたな。あの辺ホントいいとこだったです。)

 何気ない田舎の昔話の羅列とか思っていると、連合赤軍の生き残りが出て行きたりする作品「闇」、なにか心に沁みるものが残る作品「花に舞う」「変化草」とか、緻密に計算されている。

 その前は京極夏彦の「邪魅の雫」。まぁ読み応えがある。新書版で800ページ。

「昭和二十八年夏。江戸川、大磯と相次いで毒殺事件が発生する。そして──平塚。被害者の女性は偽名で生活し、身許不明。彼女に付き纏っていた不審な男、死体の第一発見者、香具師の破落戸(ごろつき)、殺意に憑かれた男。夫々の物語が渦巻くなか、増えていく毒殺死体。連続事件としての捜査は混乱を極め、ついにあの男が登場する! 」

 中善寺、榎木津の常連は、終盤まで出てこない。「連続殺人」に関わるバラバラな人達のそれぞれの描写が延々と続く。中で、「731部隊」との怪しげな関わりも暗示され、「帝銀事件」などのまだ暗い時代を引きづったなかで、必死に読むがなかなか進まない。1ヶ月くらいかかった。
b0189977_18305216.jpg

まあ、古本買って、1ヶ月楽しませてもらえれば、安いもんだ。購入は南海中百舌鳥駅にある「天牛」。土塔庵に行く時に通るので、ついつい何冊か買ってしまう。「天牛」なんと懐かしの古本屋。高校が大国町にあったので(府立今宮高校)難波に出ては、「天牛本店」「天牛新一郎店」で、本を買い、読んだら、売っての想い出がある。
[PR]
by takudoo1021 | 2009-06-17 18:38 | 読み本