再び臓器移植 異議あり!
2009年 08月 15日
渡部良夫 監修/人類愛善会・生命倫
理問題対策会議 編「異議あり」は現場
の医師、看護士から様々の分野の
方々の意見がのせられ、「臓器移植
分野」への疑問や、知らされていない
事実を明らかにされている。
監修者の渡辺良夫氏は
「日本の医学界には自浄作用がまったくない、過ちから学ぶことをしないというのが私の印象です。医療現場 には脳死臓器移植を叫ぶ以前に、解決すべき問題がたくさんあります。救急医療体制も不備なままで、なぜ臓器提供病院だけを増やすのか。同時に救急医療を充実させるならまだしも、患者の救命より移植用の臓器獲得を優先するというのでは、あまりに不公平です。そして、命を救うべき救急医も、脳死からの臓器摘出という殺人に加担させられるわけです。
公平な姿勢、そして生命に対する敬けんさ、謙虚さが日本の医学界から失われているのではないか。そう思えてなりません。」と。
1968年の和田移植事件の総括も、なし崩しにひたすら「最新医療」に走り行く厚生行政と医療界。その影に失われていくイノチは数知れない。それとホントに「移植しかないのか?」とでは移植とは?」を真剣に考える必要があると思う。
そして、こんな医療厚生の原罪というべきあの「371部隊」の残像を暴き出すのが「浅見光彦」だ。
内田康夫の「遺骨」。製薬会社と医療界に潜り込んだ371部隊の関係者についてはふれたことがあるが、その力は政界、官僚とも癒着し絶大な力で、戦後の医療厚生をすすめてきた。
そのことを、きっちりと「浅見」は暴露していく。
角川文庫に入っているので是非読んでみて下さい。
今日は8月15日だ!戦争の中で何があったのかをみんなで語り、今の世にきっちりとした「自浄」することが大切だと思う。 イノチをはぐくむ。 そのことは自分の生き様に大きく関わっているんだ!