
まずはリナさんの篠笛に
JUN、ヤスの獅子舞奉納。
2番目は卓道がソロで
明暗古典本曲「松巖軒鈴慕」を献奏。

今回も高先生の尽力で多くの韓国の画家達がオーク
ションを開催していただき、大震災への義援金を集め
て頂いた。
その返礼もあって、東北の虚無僧寺所伝のこの曲を
選んだ。
熱きものが、胸に込み上げつつ、吹奏。

3番目がヤスさん構成の「真人現」
ソンミンサン村の方など、今回ヤスさんのワークショップを
受けられた方が取り組まれました。
通訳をして頂いたSookwi Choさんも出演されました。

続いて、ねこさんのワークショップを受けられた方による
コンテンポラリーダンス。
小学生もいたんで心配も在りましたが、ねこさん見事に
仕上げられました。

5番目はリナさんによる地歌舞。着物姿がお美しく、観客の目を引きました。

最後はJUNとヤスの傾舞。
卓道の尺八にリナさんとねこさんがパーカッション。

約1時間の舞台。
韓国の観衆はノリが良く、声も出る。
また集中力も凄い。
おかげで気持ちよく舞台を踏ませて頂きました。
公演当日の写真はソンミサン村の写真作家カリムトさんが撮影してくれたものです。 (続く)
感月祭を終え次の日出発。仁川国際空港からソウルへ。街中で、先発隊のJUNさん、ねこさんと合流し、竹本泰広さん、Rina Takahashiそして僕と揃う。宿舎は「BEBOP HOUSE」


北村(BUKCHO)の方へ観光に。
歴史的な古い町並みが続く。
このメンバーがバンドなら
CDのジャケットにでものショット
ヤスさんは公演に向けて
「真人現パフォーマンス」のワークショップ
これにはソンミンサン村の希望者が出演。


夜は文来洞の芸術創作村(町工場街の空いた所に芸術家達がアトリエ、稽古場などで利用していく)近くに政府が建てた劇場で劇団Momggolの芝居を見学。開発のために追いやられた庶民の姿を大きなリヤカーに絡みながら4人で演じられていくセリフ無し(ちょっとだけ在った)。
何となく、日本の維新派的というかアングラな感じの展開で心も奪われた。

今回は少し寒かった(凄く寒かったとの声も)けど天気にはめぐまれました。ゲストハウスの近くのセンス良い喫茶店の屋上でゆっくりとハンモックに揺られながら、青空を眺めゆっくりもしました。





夕方からは、何とかという商店街で買い物に。夜がくると通りでピアニカとコントラバスの街頭ライブもやってました。
夕食を終えたころ、高先生やチァ君と合流し、マッコリを飲み、そしてカラオケに!(何年ぶりか)夜は更けて行きました。

大変充実した日々を下さった高先生はじめ韓国の皆様、有難うございました。 感謝!

後半の3泊は,ソウル市内のアイゲストハウスでした。
明けて6日目は高先生が授業を持っておられる芸術系
大学へ。 学生の卒業作品展を見学。面白い作品があっ
た。風刺画家の高先生お気に入り。

高先生の今日の授業に来ているのは、社会人でマンガの勉強を続けている方々。
そこで、JUNが天人の取り組みを話す。


学生街で昼食を取り、高先生の車で今夜の公演会場へ。
祥明大学の学生達が、手伝いに来てくれている。
ココは韓国での民主化運動をされている方々の
連絡所的な空間で、1回に喫茶、そして地階がこのホー
ルです。
本番が始まった。





伝統工芸品「花ゴザ」の会館。それから道を走ると軍の検問箇所もあった。写真の燕尾亭。ここは漢江と臨津江が合流する地点で、西海の方と江華海峡に分かれて流れている様子がまるで燕の尻尾のように見えるということで‘燕尾亭’と名づけられたそうです。
北朝鮮の様子を肉眼ではっきり見ることができます。ある程度の写真撮影は可能ですが、「この線の先からの撮影を禁じます」というこの立て札があります。

続いて2000年12月に世界文化遺産に登録された
青銅器時代のテーブル式支石墓「江華支石墓」です。
広い公園にたたずんでいました。その時代の日本との
文化の共通を感じました。

まだまだ見ておくべき処は多いンですが、ここで昼食。
市場の2階という所でたくさんの人が食事していました。
其処の市場で花茶などかいもんしてバスでソウル市内へ
向かう。
ソウルで高先生と落ち合い「ひさしぶりの大きな集会がある」ということでご一緒に清渓(チョンゲ)広場へ。写真は中央日報からお借りしました。手にしたロウソクが無数に点っています。

明るい所が正面舞台でいろんなバンドの演奏が続き、時には民主化運動の方の演説。
韓国大学生連合などの主催で、「大学授業料を引き下げろ!」の集会。多くの学生にとどまらず、李大統領の政策にNo!の市民達も多数参加している。孫鶴圭(ソン・ハッキュ)民主党代表や李正姫(イ・ジョンヒ)民主労働党代表など野党4党の関係者も集会に出席した。僕らは紫色の塔の当たりにいました。
高先生が所用があるということで別れ、延々と続く集会なので、新たに合流した知り合いともお茶で休憩。そして出てくると。


みんなも加わって歩いた。
時間は10時をとっくに過ぎている。
地下鉄の駅の近くでデモから離れた。
警察発表で5000人、朝日新聞で1万人
韓国「中央日報」によれば2万人だそうです。
デモ終了後、一部大学生72人は大統領府近くの
鍾路区清雲洞住民センター周辺で無許可デモを行い、
全員連行された。
帰国後知ったが、この日は東京で、そして11日には大阪で反原発のデモがあったとか。
疲れた身体を引きづりながら、今日からの宿泊所「アイゲストハウス」に辿り着いた。
明日は最後の公演がある。 ~続く~


車窓よりなにやらとすれ違う。有る意味まだ尚戦時下
ということを思い知らされる。バスにに乗り換え江華島へ。



ソーラーパネルでの自家発電の利用。(写真に写っておられるのは江華島で付き添って頂く歴史の先生です。)世界各国との交流と素敵な学校です。生徒達と夕食を頂きました。そして夕刻7時くらいから公演!ソーらパネルの下が舞台となりました。

終了後は生徒達との質問と交流。そして今回地震で被災した在日の方へのメッセージをもらった。そして車でゲストハウスへ。そこでマッコリを飲みながらいろんな話を聞いた。


明けてゲストハウスから高校へ向かう。昨夜は車での移動だったが、結構山の中から30分近くまさに田舎道を歩いて行く。とちゅうきれいな花が咲いていた。名前は解らなかった。
今日はこれから、歴史の先生に江華島を案内して頂いてソウルに向かうことになる。 ー続くー
6月6日(月)PM3:30に仁川空港に着き、通訳の車(チャ)君の案内で高速バスに乗り忠清南道天安市に向かった。このバス凄いスピードだ!乗用車を次々と抜いていく。


招待して頂いた高慶日教授と落ち合い祥明大学校の芸術大学に向かった。宿舎はこの大学の奇麗なゲストハウスだった。
次の日は午前中は高先生の授業カリカチュア(似顔絵)に参加。20人くらいの学生達が三人をモデルとして似顔絵を描いてくれた。
何というか性格、印象というもんがそう来るかという感じの作品に驚かされた。
昼からは大学の見学と、5時半からの公演の準備。
舞台照明音響専攻の学生達が照明、PAの準備をしてくれる。
飛び交うハングルの会話。聞き慣れない言葉だ。
そして5時半過ぎて授業終了後の学生達が会場へ。
前半はJUN君による「天人」(AMANTO)の取り組みをパワーポイントで講演。
そして公演が始まった。 笙:井原とき子 傾舞:JUN、尺八:福本卓道

芸術学部の学生諸君の反応は凄く、吐息、揺らぎ、戸惑いなどがもろに伝わってくる。
終わっての拍手と歓声に旅の疲れもふっとんでしまう。

テスト期間中であるけど、間近に控えた夏休みということも有ってか、学生達の意気は上がっている。右端の方におられ方が、高先生です。終わって演劇の先生や手伝ってもらった学生たちとの夕食。マッコリを美味しく頂いた。

翌日は昼間バスに乗ってチャテフン君の案内で大韓民国独立記念館にいった。高さ51mの大型造形物「キョレの塔」を背にした記念写真。
左端のチャ君はマンガ専攻の4年生。テストも抱えながら案内してくれた。彼は韓国の歴史物の劇画を卒業作品に取り組んでいるということで説明も的確で知識も広く。ということは展示物の説明も詳しく、全体の3分の1位の所で時間が来てしまった。
夕方から、祥明大学校の芸術学部学生で7月に中崎町の天人「AMANTO」を拠点に文化交流で訪日する学生達との交流をし、その後一緒に食事をした。
独立記念館も広大な施設だし、祥明大学の校内の移動も結構有るし老齢の卓道も少しお疲れに。でもスタッフのみんなの心遣いに気持は非常に快く過ごせた3日間でした。
明日は江華島(カンファド)のサンマウル高校を訪れることに <続く>